「世の中には3種類の人間がいる。計算出来る人間と出来ない人間」
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海外ではこのようなジョークを飛ばしながら大笑いをするものです。このジョークを始めて聞いた時、僕は思わず吹き出してしまいました。しかしこのようなジョークを聞かされてもピンと来ない人も沢山いるでしょう。日本人に限らずこのタイプのジョークのツボが理解出来ない人はどの国にもいます。理解できても面白いと思う人と面白く無いと思う人に分かれます。
今回は解説付きのジョーク集を作成しました。ジョーク集は沢山存在するものの日本語での解説付きジョーク集は見た事がありません。そのため、この日本語での解説付きジョーク集は世界初だと考えています。本来ジョークは解説しないものですが、日本人にも海外ジョークのツボを掴んで頂きたいため解説をしながら進めて行きたいと思います。
解説付きと言ってもジョークは話し手と聞き手がある訳ですが、相手に様々な場面を想像させるところにポイントが存在する場合が少なくありません。人によって想像する場面は異なる事から解説も人によって多少異なります。今回の解説はあくまでも作者の私個人の理解と解釈によるものである事をご了承ください。
ジョークには様々な種類があり国によってツボが異なる物もあれば万国共通のものもあります。最初に例として挙げたジョークは万国共通ジョークの一例です。何故ならばジョークを理解するポイントは「算数」という万国共通のところにあるからです。文化、習慣、言語、地域等の課題を理解出来る事が前提のジョークは国境を越えて理解される事は難しいでしょうけれど、計算、世界史、セックス、IT、車などを対象にしたジョークは世界どこでもそれ程常識が変わらない為、理解は可能なはずです。例えば、つい最近の話ですが、「銀座9丁目に招待したい」と言われた事があります。これは日本の地理が分からなければポイントも理解不可能です。銀座には9丁目が無い…しかし、外国人の多くは「銀座」という地域も知らなければ「丁目」の意味も分からない。こう言った地域知識をを前提にしたジョークは海外では通用しないのは分かりやすいでしょう。また、日本独特の「布団が吹っ飛んだぁ」などのダジャレは当然言葉が分からなければ通用しません。翻訳のしようが無いのも理解しやすいでしょう。
こう言った英語で無ければジョークとして成り立たないものや地域知識やその国の芸能人知識等が無ければいけないジョークは省いております。ポイント自体が日本人にも掴めるはずの物を集めたつもりです。ポイントが理解出来ればいくつかのジョークのパターンも把握出来今後様々な場面で海外ジョークを理解して貰えるのではないかと考えてこの本を書いてみました。多くの外国人からは「日本人にジョークを言っても理解して貰えない」という事を聞きます。この本が少しでもこの体日本人のイメージを変えるきっかけになれば非常に嬉しいです。
ジョークというのは人によって理解できたとしても面白いと思う人と全く面白く無いと思う人に分かれます。私たちはそれぞれ笑いのツボが異なるので、これは仕方の無い事です。この本のジョークを理解できても面白いと思うものとちっとも面白く無いと思うものに分かれてしまうかも知れません。しかしまずは海外ジョークの理解のポイントを掴んで頂きたいと思います。海外ジョークのツボを掴んで頂ければ個人の世界が広がるだけでは無く、海外に行った時や外国人のお友達と話す時にもジョークも理解出来、プライベートのみならず、ビジネスの場でも外国人とより深く触れ合う事が出来る事でしょう。いくつか覚えれば外国人とジョークの知識を競い合えるまでになれるかも知れません。プライベートでもビジネスの場でも十分に活用できるはずです。
海外ジョークの多くは相手に考えさせる事がひとつの大きなポイントです。ですからこの本の最も面白い読み方としては、最初から答えを読むのでは無く、答えは隠して自分で考えてみてから答えを読むと良いでしょう。その分頭の体操にもなり、海外ジョークの理解力も増す事でしょう。自分が理解したジョークは親戚や知り合いに話してみて理解できるかを試してみるのも面白いのではないでしょうか。
さて、冒頭のジョークをまだ理解出来ていない読者もいるのではないでしょうか。本の中で解説致しますのでお楽しみに。
海外ジョークのツボを理解し新しい世界を発見してください。読者の皆さんがこの本を読みながら何度か「なるほど!」と思って笑って頂ければこの本を書く甲斐があったと思います。どうぞお楽しみください。
Kim Christian Botho Pedersen
2011年11月(スウェーデンにて)
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筆者の私はジョーク大好きなデンマーク人です。1966年生まれの日本育ち。日本では一般の小学校と中学校に通いました。
1981年に帰国し、デンマーク人でありながら自分の国に戻って大きなカルチャーショックを受けました。ジョークや皮肉の使い方が、最初はさっぱり理解できなかったのです。しかし、理解し始めるとジョークを飛ばす事がとても楽しくなりました。
デンマークの商業高等学校を1986年に卒業し、小さなスーパーの店長、教会のボランティア、タクシードライバーといった全く異なる業種を経て、1994年(27歳の時)に大学に入学。その大学を中退し輸出専門学校に入学し1998年に輸出専門学校を卒業。同年、在日デンマーク大使館に就職。日本に戻って来てから日本人にも海外ジョークを飛ばしてみたのですが、中々理解されませんでした。理解させる方法を考えたり理解出来る人と出来ない人に分かれるのかなどを考え続けてきました。この経験を活かし、是非日本の皆さんにも海外ジョークを理解して欲しいと考え、この本を書き始めました。日本人の皆さんに今まで分からなかった新しいジョークの世界が広がって行けば、それ程嬉しい事はありません。笑いが増える事は決して悪い事では無いと思います。
筆者の詳しい情報は
http://www.mx2.jp
(英文は http://www.japanexpert.jp
を御覧下さい)又はツイッターのプロフィール
@gaijin_no_honne
を御覧下さい。「波乱の人生」も宜しくお願いします。その他の出版物は http://www.mx2.jp/pub/shuppan.htm を御覧下さい。
Kim Christian Botho Pedersen
キム・クリスチャン・ボート・ペーダセン
2011年11月20日(スウェーデンにて) |