ヨーロッパで就職するには
ヨーロッパで就職するのは多くの日本人に取って憧れかも知れません。それには「憧れの国に行ってみたい」、「憧れの国で生活してみたい」、英語、フランス語やイタリア語を覚え、「覚えた言葉で現地の人とコミュニケーションを取ってみたい」、「現地の人達と仲良くなりたい」、「ヨーロッパの文化をもっと知りたい」、「ヨーロッパとの仕事関係に就きたい」などと様々な理由があるでしょう。
海外は就職活動の方法、企業が自分に期待する事、就職に成功した時の労働環境などなど、環境や考え方が日本とは全く異なる事だらけです。異なる事をすべて取り上げる事は不可能ですが、大きく異なる事の一部をこの本で取り上げて解説し、読者のヨーロッパでの就職活動の「助っ人」を目指します。多少なりとも日本との違いを把握し就職活動に挑んだ方が、希望就職先の的を絞る事が出来、就職出来る可能性も高まるでしょう。就職活動の結果も理解しやすくなるはずです。仮に就職に失敗しても次の応募にその経験を活かす事も出来るはずです。
デンマークでは多くの人は転職をしながら出世して行きます。終身雇用という考え方は存在しません。稀に一生同じ企業に勤めた人を見かけますが、これは例外です。ですから出世出来る別の就職先を探しながら仕事をしている人も少なくありません。そのためには常に最新の技術やソフトを勉強し新しい知識を身に付けながら他人と差を付けて行きます。就職活動は転職する時にだけするものではないのです。
今回はデンマークでの就職活動に焦点を当てていますが、他の国での一般的な就職活動にも同じアドバイスが参考になりますのでデンマーク以外の国での就職活動にも是非お役立て下さい。また、デンマークでの就職活動の仕方を知る事でデンマーク人や欧州人の考え方もより分かりやすくなると思いますので文化の違いの勉強にもお役立て頂ければ幸いです。
Kim Christian Botho Pedersen
筆者の私はデンマーク人です。1966年生まれの日本育ち。日本では一般の小学校と中学校に通いました。1981年に帰国し、デンマークの商業高等学校を1986年に卒業。小さなスーパーの店長、教会のボランティアやタクシードライバーといった全く異なる内容の職を経て、1994年(27歳の時)に大学に入学。その大学を中退し輸出専門学校に入学し1998年に輸出専門学校を卒業。同年、在日デンマーク大使館に就職。
デンマークでの就職活動は何度も繰り返して来ただけでは無く、競争相手が大勢いる職の応募でも勝ち抜いてきた実績を持っています。また、日本の企業への就職や商品の売り込も経験しています。
私の仕事は営業/マーケティングがメインですので、お客様に自分を売り込む事を何度も繰り返してきました。就職活動とは自分を売り込む事ですから、それなりの成功と失敗を経験して来ました。中でもデンマークの外務省へ応募し、在日デンマーク大使館に商務担当官として就職に成功した事は個人的には大きく、それ以降の様々な経験のきっかけとなりました。
大使館退官後、日本の中小企業の取締役部長を経験し、その後日本で自営業を立ち上げデンマークの展示什器の売り込みを経験。2005年にはデンマークに戻り日本庭園や和食器の売り込みを行ってきました。そのため、様々な立場から就職活動を見てきました。筆者の詳しい情報は http://www.mx2.jp (英文 http://www.japanexpert.jp )又はツイッターのプロフィール @gaijin_no_honne を御覧下さい。 |
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